Global foundries
AMDもかつては、自社で製造工場を持っていました。しかし2012年、自社の製造部門をGlobalFoundriesという別会社に分離し、AMD本体はファブレスになりました。せっかく製造プロセスを頑張って構築しても、Intelから見ればずっと周回遅れだったし、周回遅れのプロセスではIntelに性能で勝つのは困難でした。... 製造部門は別会社として、AMD以外の会社の製造も受託することで売上を伸ばし、新プロセス開発のお金を確保する、そしてAMD本体は設計に専念してIntelに負けない性能を目指す…という戦略です。
この戦略は結構うまく行って、AMD本体は赤字体質からの脱却に成功しました。GlobalFoundriesの方はそこそこいけてたものの、7nmプロセスの開発に失敗してギブアップし、最先端製品の製造レースから脱落しました。Intelに買収されるなんて噂話さえ持ち上がってるようです。